新潟　支店だより

佐渡島

佐渡島は面積約855平方キロメートルと日本海側最大の島です。
農業では主に米作りを中心に柿などの果樹も栽培され、漁業ではマグロ・ブリ・エビ・カニ・サザエなど豊富な魚介類が水揚げされています。
島の大部分が国定公園や自然公園に指定されており、豊かな自然が守られています。

佐渡金銀山

ニュースなどでご存知の方もいるかもしれません。
2024年7月27日に佐渡島の金山について、高度な手工業による採鉱と精錬技術を継続した類を見ない事例であるとのことで世界遺産一覧表への記載が決定いたしました。

佐渡には金・銀を産出する55の鉱山があり、総称して佐渡金銀山と呼ばれています。
江戸時代からの400年間で金78トン銀2,330トンを産出した日本最大の金銀山で、江戸幕府の財源にもなっていました。

道遊の割戸は江戸時代からの露天掘りの跡地で、金脈を掘り進むうちに山がV字に割れたような姿になりました。 山頂部の割れ目は幅約30ｍ、深さ74ｍにもなり、壮大な採掘跡を残す佐渡金山のシンボルです。
現在は様々な見学コースが整備され、当時の姿を体感することができます。

大間港跡

明治25年に完成した港で、鉱石の搬出や資材の搬入に使われました。
現在は石積護岸やトラス橋、ローダー橋脚、クレーン台座が残されています。

是非、大掛かりな産業の跡地へ足を運んでみてください。

中核充填所とは…

当社は新潟県のほぼ全域にてガス供給をさせていただいております。
新潟エリア・県央エリア・村上エリアにそれぞれ営業所があり、その中でも新潟営業所は中核充填所に指定されています。

中核充填所とは、停電になっても自社が貯蔵しているLPガスを燃料として使用し、充填作業を一定時間継続できるよう自家発電設備が設置されているＬＰガス充填所を指します。

また、ガソリンが入手困難になることを想定し、配送や点検活動のためのLPガス自動車を所有するだけでなく、当該自動車への充填設備をも設置しており、 さらには、電話やインターネットが使用困難になっても地方自治体等と連絡が取れるように、衛星電話等の緊急用通信設備を備えています。

背景

中核充填所が設けられた背景には、東日本大震災において、LPガスが災害時に有効に利用できるエネルギーであると同時に、多くの課題も見つかったという事実があります。
東日本大震災では、被災していない家庭等では地震の当日からLPガスを通常どおりに使用でき、また、避難所における炊き出し用の燃料として、あるいは仮設住宅の炊事用の燃料として、被災後短期間で有効に利用されました。 さらに、一部の都市ガスの供給地域においては、都市ガスが復旧されるまでの間、避難所や病院、老人福祉施設等の燃料としてLPガスが利用されました。
しかし、課題も多く見つかりました。東日本大震災では津波により約20万本のLPガス容器が流出しました。
また、被災6県のLPガス事業者自体も、5,233か所のうち280か所が全半壊したことから、供給活動に影響が出ました。こうした背景もあり、LPガスの特徴を最大限活かしつつ、課題解決を図ることを目的に中核充填所が設置されています。

地震等の災害時において、重要なエネルギーであるＬＰガスの供給をストップするわけにはいきません。
万が一の備えには真摯に取り組んでおります。
また、ガスのことでお困りごとがございましたら、各営業所へお気軽にお問い合わせください。
※一部、対象外エリアがございます。